晩夏の候、皆様におかれましては、益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。
シェルパ・インベストメントの川本でございます。



今回は任天堂の山内さんの言葉をお送りいたします。
売り上げ 1兆6000億
利益    5000億
時価総額7兆円に一代で築いた人の言葉は

――運――でした。



ご一読頂ければ幸いでございます。

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山内語録



■人事を尽くして天命を待つというが、
人事なんてなかなか尽くせるものではない。
そのときは、やるだけやった、
あとはどうなっても満足だと思うかもしれないが、
しくじったら、そのとたんに、
ああしておけばよかった、こうもすればよかったと、
次から次に反省が生まれるものです。
だから、どんなに人事を尽くしたつもりでも、
人間は所詮は天命を待つ心境にはなれない。
そういう意味でもわたしは、
任天堂の名の由来のごとく、人事を尽くして天命を待つのではなく、
単純に「運を天に任せる」という発想を積極的に取りたいと思っています。

(高橋健ニ著『任天堂商法の秘密――いかにして“子ども心”を掴んだか』祥伝社、1986年)

任天堂の社名は「人事を尽くして天命を待つ」から来ているのかと尋ねられ、社長はこれを否定した。



■――世界企業への道はなんだったんですか。
運です。運が良かったんです。
それを「この結果は俺の経営がうまかったんだ」とか
「俺に力があったんだ」なんて思うと、もう駄目ですね。

――墓穴を掘りますか。
そうです。だから運を認めないといけない。
運を実力だと錯覚するということは、これほど愚かなことはないんです。
経営者としてね。ところが、人間ですからついつい運の存在を無視して
「俺の力だ。俺のやり方が良かったんだ」と言いたいんですわ、
人というものはね。それは駄目。

――なるほど、運ですか。
運です。

(『新・電子立国第4巻~ビデオゲーム巨富の攻防』NHK出版、1997年)



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何卒宜しくお願い申し上げます。

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