立春とは名のみの寒さがつづいておりますが、
皆様におかれましては、益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。
シェルパ・インベストメントの川本でございます。

今回のメルマガは戦略学の古典を現代に生かす、
「孫子の兵法」より戦う知恵をご紹介致します。

ご一読頂ければ幸いでございます。



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『孫子の兵法』― 兵勢編 ―

「勢に求めて人に責めず」



ここで孫子が述べていることは、行動心理学でいう

組織の活性化にかかわるモチベーションの問題である。

戦さ上手の人は、軍隊全体の士気を重んずる。

天才ナポレオンも、部下の戦場心理をついた

名演説、訓示、自ら陣頭に立つなどで士気を鼓舞して成功に導いた。

元来、動かしづらい兵の士気を巧みに高揚して戦わせ、

はずみをつければ、戦いに勢いをつけることができるのである。

世の中、たとえ不況のどん底であっても、経営者、管理者たる者は、

ナポレオンのように部下と苦楽をともにして勢いをつけ、

事業の拡大を目指すことが大切ではないだろうか?



ちなみに『孫子の兵法』13篇とは…
第一 「計篇」 開戦前の準備…慎重な情勢判断を行い、熟慮の上判断すること。
第二 「作戦篇」 戦争の経済性…負担をかけないため即戦速決を。
第三 「謀功篇」 戦わずして勝つ法…戦わずに相手を屈服させるのが最上の勝ち方。
第四 「形篇」 軍の態勢…まず自分の態勢を固め、敵がスキを見せたのを討つ。
第五 「兵勢篇」 戦いの勢い…千変万化の戦術で勝つ。
第六 「虚実篇」 実で虚を伐つ…常に主動性をもって敵のスキを攻める。
第七 「軍争篇」 機先を制す戦い…神出鬼没の機動力で敵の機先を制して勝つ。
第八 「九変篇」 臨機応変の戦術…固定観念にとらわれない戦い方。
第九 「行軍篇」 行軍について…味方は有利、敵は不利な態勢で勝つ。
第十 「地形篇」 地形に応じた戦い…地形をうまく使えば大きな力になる。
第十一「九地篇」 九つの地勢…その地域の特徴に応じた戦い方がある。
第十二「火攻篇」 火攻めの方法…目標によって違ったやり方がある。
第十三「用間篇」 スパイについて…情報なくして戦略なし。

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今後も何卒宜しくお願い申し上げます。

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